「やりますよ」
こういうたちの悪い嘘が大嫌いなんだ。
ノリでも一時的な興奮でも、一度口に出したことは引っ込めちゃいかんのよ。
俺だけならいいのよ。
「よくあることだな」で済ませられるからさ。
第三者に伝えた時点で、言葉は想いを載せて運ばれる。
あのときああ言っていたのに・・・
そう語尾に「のに」がついた時点で、失望、絶望、欠望へと導く。
人の言葉で、人は理解し、納得し、感じることが出来る。
嘘なの?偽りなの?
自分の人生だ、そうだ間違いない。
自分の気持ちだ、そうだ間違いない。
だからたちが悪い。
その嘘で自分を騙していることにすら気づいていないことが一番危険。
でも、最近ふと思うんだ。
嘘つきは治らないってね。