迷子になったとき、案内板や地図を見て、最初に見るのは?
そう、現在地です。
目標を設定するとき、現在地を元にルートを決めていく人は多いと思うのですが、逆です。逆。真逆。
ゴールから現在地までのルートを設定します。
ゴールが見えません、現在地がわかりませんという声をよく聞きますが、ゴールの設定ができないと現在地って見えないことが多いです。
今の状況、現状を全く加味せずに目標を定めてみてください。
そして、その目標を達成するに至り、何が足りないのか。
物理的な原因、そうでない原因。
原因は多くあると思うのですが、それらを今現在解消することができない自分が現在の自分という認識をしましょう。
ゴールが決まっていないのに要望を出せますか?
軸がぶれているのに要望を出せますか?
出せませんよね?
まっすぐ進む準備ができているからこそ、自分が何をし、どの部分で助けてもらうかがはっきりします。
あれしたい、これしたい。
口にするのは簡単。
あーしてほしい、こうしてほしい。
言うのは簡単。
なぜそれをするのか?なぜしたいのか?
表向きの言葉ではなく、本心から出る言葉がほしい訳なんですね。
そこちゃかすところじゃないし。
仕事柄、何かアドバイスをくださいと言われることも多いのですが、
ノーヒントでアドバイスって出せないんですよ(笑)
なにをどうしたくて、それがなぜなのか。
結局、アドバイスっていうのは、現在地とゴールをつなぐ架け橋を作るお手伝いのための助言。
現在地、ゴールがわからないのなら、それすらもわかっていないという現在の自分自身を知ることから始めないといけないわけ。
アドバイスを求めることと提案を求めることは別物。
何かを求めるには、自分が自分の現在地を知っておく必要があるよね。
自分が進む地図ぐらいは自分で書き込んで作っていくのがいいですよ。
それと全く同じ道を歩いたことがある人が作った地図なら別でしょうけどね。