皆さんはサーカスをご存知でしょうか?
息子にも聞きました。
ライオンやトラといった凶暴な肉食動物が、調教師の合図とともに火の輪をくぐったり
大きな象がボールの上で踊ってみせたり。
俺は子供の頃、初めてサーカスを見に行ったとき不思議でなりませんでした。
なんであんな強いライオンやトラが「ひとの言いなり」になっているのか。
不思議で不思議でたまらなかった。
かわいそうだとも思った。
子供の頃はそんな深く考えなかったから、そのままの意味で。
「強いものが弱いもののいうことを聞く」ということがかわいそうだと思った。
調教師に調教されていたんだね。
アメとムチで。虐待とかそういう意味じゃなくて、躾をされていたんだね。
そして、それが普通になっていく日々の中で、「人間には勝てない」と思ってしまったんだね。
誰が見ても本当は勝てるのにね。
本当はできるのに。
ライオンやトラは、勝てないと思ってしまっただけで、
勝てないのではなく、勝たないのだ。勝とうとも思わなくなったのだ。
息子の名前は琥太郎。
「琥」は王と虎がつく。
サーカスで飼われている虎でいいの?
野生で生きている虎がいいの?
できないこととやらないことは違うのよ。
本当はできるのよ。
誰が見てもできるのよ。
お前にはできないって言葉にする人がいる。
お前には無理だって可能性を潰す人がいる。
それは、ライオンや虎にとっての調教師。
本当はお前はできる。
誰が見てもそれは明らかだ。
できないと思っている限りできない。
自分の本当のチカラを信じて頑張ろうぜ。
間違いなく、お前はできる子だ。
やればできるってとこ
みせつけてやろうぜ