spacedeskを以前使っていて、もう必要なくなったので削除しようとしたところ、少し厄介な状態になりました。
Windowsの「インストールされているアプリ」を確認しても、spacedeskが見当たりません。

ところがデバイスマネージャーを見ると、spacedesk関連のデバイスが複数残っています。さらにWindowsのサービス一覧には「spacedeskService」まで残っていました。
つまり、アプリ本体は見当たらないのに、ドライバーやサービスだけがWindowsに残っている状態です。
今回、実際にWindows 11のPCでこの状態になり、最終的にspacedesk関連を削除できました。
先に結論:
通常のアンインストールができない場合でも、デバイスマネージャーとWindowsサービスを確認し、残っているspacedesk関連項目を順番に削除することで解決できる場合があります。
今回起きた症状
まず、「設定 → アプリ → インストールされているアプリ」を確認しました。
しかし、spacedesk自体が一覧にありません。
そこでデバイスマネージャーを確認したところ、今回の環境では次の項目が残っていました。

- spacedesk Android Control
- spacedesk virtual Bus
- spacedesk virtual HID Device(複数)
- spacedesk関連のディスプレイアダプター
アプリ一覧から消えていても、これらのデバイスが残っていることがあります。
まずは通常のアンインストールを確認する
spacedesk公式では、通常はWindowsのコントロールパネル、またはspacedeskのインストーラーからアンインストールする方法が案内されています。
そのため、まずは次の場所を確認してください。
- Windows 設定 → アプリ → インストールされているアプリ
- コントロール パネル → プログラムと機能
ここにspacedeskが表示されている場合は、最初から手動削除を行わず、通常のアンインストールを試すのが基本です。
今回の環境では、ここにspacedeskが表示されていなかったため、残っているドライバーとサービスを確認していきました。
WindowsサービスにspacedeskServiceが残っていないか確認する
キーボードの「Windowsキー + R」を押し、次の文字を入力します。
services.msc
Windowsサービスの一覧が開きます。
今回のPCでは、ここにspacedeskServiceが残っていました。
![]()
スタートアップの種類も「自動」になっていました。
アプリ一覧にspacedeskがなくても、このサービスだけ残っているケースがあります。
spacedeskServiceを停止・削除する
spacedesk公式の手動アンインストール手順では、管理者権限のコマンドプロンプトからspacedeskServiceを停止し、削除します。
スタートメニューで「コマンドプロンプト」を検索し、管理者として実行します。
まず、次のコマンドを実行します。
sc stop spacedeskService
今回のPCでは、次のエラーが表示されました。
[SC] ControlService FAILED 1062:
そのサービスを開始できませんでした。
エラー1062が出ても、今回の場合は問題ありませんでした
Microsoftの仕様では、エラー1062は「ERROR_SERVICE_NOT_ACTIVE」で、サービスが開始されていない、またはすでにSTOPPED状態であることを意味します。
つまり今回の場合は、停止しようとしたサービスがすでに停止していたために表示されたものでした。
続けて、次のコマンドを実行します。
sc delete spacedeskService
今回のPCでは、次の結果が表示されました。
[SC] DeleteService SUCCESS
Microsoftによると、sc deleteはWindowsのサービスデータベースから対象サービスのサブキーを削除するコマンドです。
ただし、サービスが使用中だったり、別のプロセスがサービスを開いていたりする場合は、すぐに消えず「削除予定」の状態になることがあります。
そのため、コマンドが成功した場合でも、最後に再起動して確認するのがおすすめです。
デバイスマネージャーに残っているspacedesk関連デバイスを削除する
次に、デバイスマネージャーを確認します。
スタートボタンを右クリックして「デバイス マネージャー」を開きます。
spacedesk公式の手動アンインストール手順では、「表示 → 接続別のデバイス」に切り替えて確認する方法が案内されています。
公式マニュアル上の大まかな手動削除順は次のとおりです。
- spacedesk Graphics Adapterをアンインストール
- spacedeskServiceを停止・削除
- spacedesk virtual HID Device配下の子デバイスを削除
- spacedesk virtual HID Deviceを削除
- spacedesk virtual Bus Deviceを削除
- spacedesk Android Control Deviceを削除
- Windowsを再起動

特に注意したいのがvirtual HID Deviceとvirtual Bus Deviceです。
公式マニュアルでは、親デバイスを先に削除するのではなく、配下に子デバイスがある場合は子デバイスから先にアンインストールするよう案内されています。
最後にWindowsを再起動して確認する
spacedesk関連のデバイスとサービスを削除したら、Windowsを再起動します。
再起動後、次の2か所をもう一度確認します。
- デバイスマネージャーにspacedesk関連デバイスが残っていないか
- services.mscにspacedeskServiceが残っていないか
今回の環境では、この作業によってspacedesk関連の項目をすべて削除することができました。
なぜ「アプリ一覧にはないのにspacedeskが残る」のか
spacedeskは、一般的なデスクトップアプリだけではなく、Windows上に仮想ディスプレイや入力デバイスを作るためのドライバーやサービスも使用します。
そのため、アプリのアンインストール情報と、実際にWindowsへ登録されているドライバーやサービスの状態が一致しないと、
「アプリ一覧にはないのに、デバイスマネージャーやサービスには残っている」
という状態になることがあります。
この場合、「インストールされているアプリ」だけを確認しても原因が分かりません。
手動アンインストールは通常手順ではありません
ここは重要です。
spacedesk公式も、今回紹介した手動アンインストール方法をトラブルシューティング用の例外的な手順として案内しています。
通常は、まずWindowsのコントロールパネルやspacedeskのインストーラーからアンインストールしてください。
今回のように、
- アプリ一覧にspacedeskが存在しない
- デバイスマネージャーにはspacedeskが残っている
- spacedeskServiceも残っている
といった状態になった場合に、手動アンインストールを検討する形が安全です。
まとめ
spacedeskを削除したはずなのに残っている場合は、アプリ一覧だけでなく、デバイスマネージャーとWindowsサービスも確認してみてください。
今回のPCでは、アプリ一覧にはspacedeskがない一方で、virtual HID Device、virtual Bus、Android Control、spacedeskServiceなどが残っていました。
最終的に、残っているデバイスを削除し、管理者権限のコマンドプロンプトから
sc delete spacedeskService
を実行することで解決しました。
同じように「spacedeskを消したはずなのに、なぜか残っている」と困っている場合は、今回紹介した場所を順番に確認してみてください。
参考情報
- spacedesk公式マニュアル「Manual Uninstall (Troubleshooting Only)」
- Microsoft Learn「sc delete」
- Microsoft Windows Service Control Manager エラーコード仕様
※本記事は2026年8月時点のspacedesk公式情報、Microsoft公式情報、およびWindows 11で実際に確認した内容をもとに作成しています。Windowsやspacedeskのバージョンによって表示や手順が異なる場合があります。