こんにちは。
「高単価」という言葉が好きな人(; ・`д・´)
そう、私です。
高単価がなぜ好きなのか?
儲かるという意味も当然有りますが、
本当に自分が思う最高級の素晴らしいおもてなしやサービスを提供しようと思うと、当然高単価になります。
商材選び、技術、知識、スキル、意識、そしてそれらに費やしてきた時間、そして更にこれらをもとに出来上がったサービスを提供できる物理的な数字。
このことを考えると、安いものなんて提供できないわけです。
そして悲しいことに「お客さんのことを考えてリーズナブルに」というフレーズを使って安い金額で提供しているお店もあります。
一日あたりの限界、そして一週間、そして1ヶ月・・・と数字には限界があります。
現実問題と物理的な数字ですね。
ここから限界値をはじき出すわけですが、同じ500万の売上でも一日あたりに対応出来るお客さんの数で当然単価が変わってきます。
高いものを売りましょう!!
と発信しているわけではないのです。
高いものも売れないのに、高いものは売りません!
と言っているのが鬱陶しいのです。
お客様のことを考えて、価格を抑えるのは企業努力です。
とても大切なことです。
同じものでも、もう少し安く仕入れられる卸はないか。
同じサービスでも、質や提供にかかる時間を考えて価格を下げることはできないか。
とても大切なことだと思います。
影の努力です。
が、
が、
が!が!
高いと来ない
とかワケのわからない台詞を聞くと「はぁ!?」となります。
値段が高いと来ない、それは言い換えると、
値段相応のサービスが提供できない
サービスに価値がない
人間に価値がない
高いものを売ることが出来ない
自分のサービスは消耗品
ということに置き換わります。(俺の中で)
どのようなサービス業でも、お客さんの大切な部分に触れるからこそ価値があるわけです。
お客さんの現在の状態、現在の状態から生まれる欲求、そして欲求を満たすことで生まれる価値、そしてそれ以上の付加価値があるからこそ、リピートされるわけなんですね。
ちょっと私的な話になりますが、
俺は「顧客の人生を変える」サロンを作りたいと思っています。
顧客の人生を変えるということは、当然自分の人生も変えるということ。
でもっていうと、俺はサロンを作ったとしても施術はしないので、
顧客の人生を変えるスタッフを持ちたい、育てたいわけです。
だからこそ、スタッフの人生も変えていきたいと当然思う。
人生を変えるのは決断というものが必要不可欠です。
そして残念ながら、決断の強さを測るのに最適な指標は「賭けるお金」です。
何に賭けたっていいわけで、そもそも賭けるもの全てが投資で、全てが自分の人生に跳ね返ってくるわけですから。
高単価を売れないということは、お客さんに賭けてもらえるだけの人間ではないということ。
お客さんに賭けてもらえるだけの器がないということ。
ちょっとしたお伽話をします。(フィクションということで)
むかーしむかし、ある男がいました。
その男は人の人生を変えたいと思っていました。
その男にある相談が入りました。
「サロンで人生変えたいです」
何やら普通ではない相談でした。
「自分にはサロンしかない。サロンが全て。これから始めるサロンの自分の人生を変えたい。サロンに自分の人生を賭けたい」という話を、延々二時間も聞きました。
「失敗すると取り返しつかなくなるよ」と言いました。
「どんな大きな失敗でも自分の人生を変えるための失敗なら乗り越えます」と言いました。
「結婚も、子供も、それこそ彼氏を投げてでもできるの?」と聞きました。
「私の全てはサロンです。今の自分のまま生きていくなら生きて行きたくありません」と言いました。
目が血走っていて、正直、何かに洗脳されているようで怖かったことを覚えています。
「予算はいくらなの?」と聞きました。
「貯金が150万あります」と言いました。
「で?」と聞きました。
「150万では人生変わりませんか?」と聞かれました。
「知らない」と答えました。
「いくら出せば人生変えてもらえますか?」と聞かれました。
「1000万」と冗談めかして答えました。
すると、本気で1000万をどうやって用意するか考え始めました。
面白かったので考えている様子を観察していました。
「ぶつぶつぶつ・・・」とひとりごとを言っていました。
「ア◯ムで・・・武◯士で・・・レ◯クで・・・」
消費者金融で用立てようとしていると察しました。
また少し観察していました。
「今からお金を作ってくるので、少し待って頂けませんか?今日、用意出来た分は手付金で、足りない分は稼いで絶対に支払います。借用書も書きますので」と突然言い出しました。
面白かったので「わかったよ、待ってる」と答えて、飛び出して行きました。
3時間ほど時間を潰していたら電話がなり、
「少しですが用意出来ました。今どこですか?」
合流し、息を切らしてお金を差し出しました。
300万ぐらいあったでしょうか?触っていないのでわかりません。
「おつかれさま。覚悟決めたね。手付はいらないから、サロンの準備費用にそれ使って、余ったら絶対に使わないですぐに返すこと」と約束し、人生を変える戦いが始まりました。
サロンをオープンしたのはそれから三ヶ月後。
結果は言うまでもありませんね。
想像の5倍以上の良い結果でした。
8ヶ月後、本当に1000万を持ってきました。
泣きました。声がでないぐらい泣きました。
「あの日、あの時、既に人生が変わっていたように思います」と言い残し、
「ありがとうございました」とお別れしました。
ちなみに1000万全額は受け取っていません。
気持ちの分だけ頂きました。
めでたしめでたし。
自分の人生に本気で向き合うことってなかなかできませんね。
人生一度きりってよく言うけど、自覚ありませんよね。
人生一度きり、でも人生に締め切りなんてない。
だから自分で締め切り作らないとダメだな。
年を取れば締め切りが近くなってくることはなんとなくわかる。
人生一度きりだからこそ、何かに賭けたい。
何に賭けようか。
何にかけても全て自分に返ってくるし、自分の人生に返ってくる。
だったら、全力で自分の人生まるごと賭けたいと思うよね。